インターネット


私が初めてインターネットというものに接したのは、1996年の暮れのことだ。 そして自分のホームページを持つことが出来たのは1997年の暮れだから、丸1年が立ったことになる。 普通の人に比べると少し遅いのかもしれないが、これにはいろいろ事情がある。

なんと言っても自分の考えがまとまらなかった。世の中には、行動してから考える人、 行動しながら考える人、考えてから行動する人の3種類があるというが、私はどちらかと言えば 考えてから行動する方なので(そのわりに考えが足りないって(笑))、どうしても行動が遅くなる。 それがメリットなのかでメリットなのかはよくわからない。

前書きはさておき、インターネットはたしかに面白い。面白いと言うより有益だと言った方が いいかもしれない。何より情報の分野で国境をなくしてしまった(一部の国を除いて)という点がすごいが、 もっと重要なことは、個人というものがそこでは非常に大きな存在になっていることだ。 私はネットサーフをしながら、いいまで知らなかった人に巡り会い、その人が書いたものを読み、 作ったものを見ることを楽しみにしている。

従来のメディアは、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、或いは自費出版も含めた出版物にしても、 それなりの資金力がなければ何もできない。資金以外にも、越えなければならないハードルが 個人にとっては多すぎる。また、自由なようでけっこう規制の多い世界でもある。 そこで名もない個人が脚光を浴びるためには、よほどの幸運か、偶然が作用しなければならない。

ところがインターネットという土俵の上では、一般庶民のホームページも、大手のサイトも、 全く対等に相撲を取っているように見える。ホームページの作りなども、一般庶民の作ったものの方が 豪華で凝っていたりする。むろん「大手のサイトと個人のページではアクセス数のケタが違うよ」 と言われれば、そうかもしれない。また大手のページの作りが一般にシンプルなのは、 できるだけ多くの人にスムーズにアクセスしてもらうため、とも考えられる。やれ Java だ、 ShockWave だ、Gif アニメだと機能をてんこ盛りにするとページが重くなってしまうこともある。
NetscapeNavigator や InternetExplorer 以外のブラウザでは表示できない機能があることも 考慮に入れなければならず、この点私も反省しなければならないが、しかしシンプルさを重点に置くと ほとんど何もできないってこともあるわけで、難しいもんだね。

いずれにせよ、かつて交通手段の発達が国と国、地域と地域の距離を狭めたように、 この新しいメディアが人と人、人と物や情報、人と組織や社会との関係に画期的な変化をもたらすとすれば すてきなことだ。旧来のメディアは情報の与え手から受け手への一方通行という形を取り、 そこでは一般庶民は「お客さん」という名の没個性なマスでしかなかった。もちろんインターネットの場合も プロバイダーとその利用者、等々の関係が存在することは忘れてはならないが、 少なくとも情報発信者としての機会の平等は誰にでも与えられている。 資金力や組織力のない個人や小さなグループ、中小の企業や団体が、持てる者、 巨大な組織と対等に相撲を取る土俵がそこにはあるように思う。

こう考えることは楽観的に過ぎるだろうか?クリアしなければならない問題がまだまだあるにしても、 変わらなければいけないのだ。

[1997/11/?]



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